院長のブログ    
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13 Sep 2009   03:25:18 pm
悪癖
癖・・・ その人がいつもする習慣的動作や行動の個人的な傾向(で好ましくないと受け取られるもの)
    
父親の癖で子供の頃から嫌だなあと思っていたことがあります。
何か食べている際に、最後の一口をゴミ箱に捨ててしまうことです。
パンが多かったようですけれど。

トーストを食べる時、真ん中の部分を先に食べて
後から耳を食べるという人はあまりいないと思います。
ほとんどの人が、最後の一口は耳の部分ですよね。
で、それを捨てるわけです。当然のように。
母親はもう諦めていて、「もう〜お父さんはまた捨てて〜」とこっそり言っていました。
もちろん子供がするのは許しませんでしたけど。

結婚してからカミサンに言われて
改めて確認したというか、認めたというか。
薄々は自分でも気付いてはいたのですが、同じことをしています。
最後の一口を捨てています。
いや、実は捨てているんじゃないんです。
正確にはカメにくれるために残しておいて・・・。

その正当な理由を理解しようともせず、カミサンは冷たく言い放ちます。
「親子でそっくり、悪い癖」

「今まで食べていたパンと、今捨てたパンとどこが違うの?同じ『パン』でしょ?」
 「いや、違うんだ・・・・」
「どこがどういうふうに違うのよ」
 「だから、耳だし・・・」
「捨てる前だって耳食べてたじゃない、最後の一口だけが耳じゃないでしょ?」
 「我慢して食べてたんだけど、我慢できなくなって捨てるんだ、じゃなくて、カメに・・・・」
「はぁ〜?何?」
 「みんな捨ててるんじゃない?」
「捨ててません」
 「パンの耳はパンじゃない!」 し・・・・
(しまった、つい本音を言ってしまった)

「パンです。もちろんパンです。私は大好きです。白いところよりスキです。捨てません」

「そういうのは変でしょ?」

「変だと思わないの?」

「全く親子でそっくりなんだから!」


ある日、目の前で黙々とトーストを食べていた息子が
当然のように最後の一口を残して席を立ったのを見て
癖は遺伝するのだ、としみじみ思ったのでした。


(ちなみに写真はある日の食べ残しをカミサンが写メで携帯に送ってきたもの)

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